留学生のスンダルさんが被災地でボランティア活動
(2011年5月9日)
多くの留学生が学ぶTECH.C.。震災時は春休み中ということもあり、一時帰国していた留学生も多くいました。
海外でも日本の地震は大きく報道されており、学校には無事かどうかを心配する連絡もたくさんいただきました。
そんななか、新入生のスンダル・ラージさん(インド出身)は、震災から1か月経った4月8日(金)、被災地・気仙沼へボランティア活動のため向かいました。
「私は東京・中目黒にある南インド料理店でアルバイトをしています。店の社長が、震災で困っている人々に何か私たちからできることをやりたいと言ったので、ボランティアでご飯を配ることを決めました。
社長の友人から、気仙沼には水・電気・ガスなど何もないと聞いたので、コンロや水などを持って東京からトラックと車で向かいました。
4月8日の16時くらいに出発し、翌朝3時くらいに気仙沼に着きました。途中福島を渡った時は少し怖かったです。
電気が無かったので、現場は真っ暗でした。寝る場所もなかった。雨も降りましたので、皆車で座りながら待ちました。
400人くらいの人々が12時くらいにご飯をもらいに来る予定だったので、朝6時30分から仕事が始まりました。
ご飯をもらいに来た人々を見て、すごく悲しかった。
人々は、毎日パン・おにぎり・インスタントラーメンを食べてるから、
「ご飯を食べれてすごく嬉しいです、本当にありがとうございます」と言いました。
昼ご飯は3時くらいに終わりました。
これは、死ぬまで忘れないことです。小さなことですが私たちができることをやってきました。
これからも手伝うチャンスがあったら必ず行きます。日本のために私も頑張ります。」とスンダルさん。
写真には『Pray for Japan』と書かれた旗が掲げられていました。
日本の復興のために様々な国の方が力を貸してくれています。本当にありがとうございます。
TECH.C.としても何かできることはないかと、今年の学園祭での実行を考えています。
被災された方々に、一日でも早く笑顔が戻ることを祈っています。